中国ストリートファッション・ヒストリー①「はじまりは香港ブランドから」

中国のストリートシーンは現代性と中国らしさを組み合わせた国産ブランド達の国潮(guo chao)ムーブメントの真っ最中。

カンブリア爆発のように発生した、多数のオリジナルブランド達がしのぎを削り、エンタメや音楽などの文化と組み合わせた新しい流行が日々生まれています。

HuaStreet編集チームがピックアップしたいストリートブランドだけでも500以上もあり、まさに国産ブランド時代といえます。

HuaStreetでは、中国ストリートファッションの歴史を3つのフェイズにわけて、わかりやすくご紹介!

第1弾は2000年〜2010年頃の黎明期。

  1. (2000年〜2010年)欧米ブランド流行後に生まれた香港ストリートブランド
  2. (2010年〜2018年)中国本土のインターネット普及とオリジナルブランド黎明期
  3. (2018年〜2021年)品質とデザインの進化。2018年にLI-NINGが火をつけた国潮ムーブメント

中国のストリートファッションの歴史は、進化がとても興味深く、今後の展開が楽しみです。

いずれ日本でも中国ブランドが人気になることを予感させてくれます。

欧米日ブランド流行後に生まれた香港ストリートブランド

20世紀末、80年代のStussy、Nike、Adidasのブーム、そして90年代のSupremeのブームが中国でも発生していました。

ただ、現在のようにインターネットもなかったため、一部のハイセンスな若者や、熱狂的なファンのみにささえられたマイナーなカルチャーに留まっていました。

一般的な多くの若者が支持するような、中国オリジナルのストリートブランドが誕生するまでには、まだ時間を要します。

ストリートカルチャーが定着した日本では一足先に、Bape等いわゆる裏原宿系のトレンドが20世紀末頃に発生。

その後一部の日本発のブランドは、市場を広げるべく香港へ進出します。Bape香港店は日本での人気にひけをとらないほどの大盛況になり、熱烈なファンを獲得します。

その後、この熱狂に影響をうけた当時の中国・香港スターやインフルエンサー達によって、初期の中国オリジナルのストリートブランドが香港で誕生します。

現在「中国トレンドのゴッドファーザー」と呼ばれるエディソン・チェンは、2003年にファッションブランド「CLOT」を設立。

CLOTのコンセプトは「欧米のストリートカルチャーを中国に移植し、中国から新しいトレンドを生み出すこと」。

そのコンセプトの通り、欧米のブランドで用いられるデザインパターンを中国風に再解釈し、自由自在にリミックスするアイテムが特徴。1枚でコーデの主役になるインパクトあるコレクションが素敵なブランドです。

現在も多くのインフルエンサーから「中国No.1のファッションブランド」として評価されています。

Carhartt WIPやOff-Whiteの流行とあわせて、国産ブランドであるCLOTは、徐々に若者からの人気を獲得。

CLOTは、90年代以降に生まれた世代がグローバルなトレンドやデザインを知り、理解するためのきっかけを与える存在になりました。

現在、CLOTは北京、上海、香港、台北、ロサンゼルスなど国内外9都市にオフライン店舗を展開、NikeやLEVI’Sなどのトップブランドとのコラボアイテムを多数リリースしています。

特に「ナイキ エア フォース 1」とコラボした、中国風のシルクスニーカーは特に人気なアイテムです。

経済発展とともに、現在では欧米ストリートブランドは多くの若者に広がりました。

現在では、中国産ブランドと欧米ブランドを組み合わせたコーデはストリートで定番となっています。

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